ムカデって怖いですよね。見た目もグロいし刺されるので恐怖感が半端ないです。
しかも家の中に入ってくることもあり、寝ている赤ちゃんなどを刺すことも。
今回はムカデにもし刺されたら、何科を受診すればいいのか?
赤ちゃんがムカデに刺された場合どんな跡があったり症状がでるのか?
また赤ちゃんの処置や薬はどんなものなのか、殺虫剤などを使わずにムカデを寄せ付けない安心な対策法をお届けします。
大人や子供だとムカデに刺された!と言ってくれるので対処がすぐにできますが、赤ちゃんは泣いているだけなので、原因がムカデなのか判断に困らないようにしておきましょう^^
ムカデに刺された場合の跡や症状、安心な対策法がわかります
ムカデに刺されたら何科を受診するの?
ムカデに刺されたら、症状によって受診する科が違います。
部分的に腫れている、痛みやしびれがある場合は皮膚科などで対応可能ですが、頭痛・発熱・嘔吐・めまいなど全身に症状がでている場合は救急車をよんだり、内科などを受診したほうがいいでしょう。
全身の症状がでることは余りありませんが、ムカデは夜行性のため夜にでてくることが多いので病院が閉まっていたり、寝ている間に刺されたりすると、過去に刺されたことがある場合は、毒でアナフィラキシーショックを起こしたりすることもあります。
そのためムカデに刺されると危険な場合もあるため、心配なら朝まで待つより救急車を呼んだ方がいいかと思います。
赤ちゃんなどは身体も小さいため、夜に刺された場合は救急車を呼んだり、救急病院に連れて行った方が安心です。
また部分的に腫れている場合で皮膚科が近くにない場合は、内科でもOKです。
ではムカデに刺されたらどんな跡や症状がでるのでしょうか。
style=”display:block; text-align:center;”
data-ad-layout=”in-article”
data-ad-format=”fluid”
data-ad-client=”ca-pub-9916406974972535″
data-ad-slot=”3490355358″>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
ムカデに刺された跡や症状は?
ムカデに刺さされるというよりは鋭い牙で噛まれます。そのためムカデに刺された跡というのは2箇所小さな噛み跡ができるのです。
画像でみてもらうとこんな感じです。
参考:携帯知恵袋
2箇所小さな穴が開いていますよね。こんな風に噛み跡ができていると、ムカデに刺された可能性大です。
しかし噛み方が弱い場合、ムカデが小さい場合など、ここまでしっかりとした跡がない場合もあります。そんな時は下記のような症状がでていないか確認してください。
- ズキズキした激しい痛み
- しびれ
- 赤くはれる
- かゆい
このような症状があれば、ムカデに噛まれた可能性が大です。
さらに酷い場合は下記の症状にも注意してください。体調が悪い場合や身体が小さい子供などはムカデの毒で症状が重くなる場合があります。
- 腫れが激しい
- 熱がある
- 吐き気がする
- じんましん
- 身体のほてり
- リンパが腫れる
- 息苦しい
- めまい
- 冷や汗
- 耳鳴り
このような症状がでたら、すぐに病院へいくか救急車を呼びましょう。
蜂に刺されてアナフィラキシーショックが起こる時間は15分ほどです。ムカデも同じようにアナフィラキシーショックを起こす可能性があるため、刺されてから30分~1時間は注意してくださいね。
では赤ちゃんがムカデに刺された場合の処置や薬はどんなものがあるのでしょうか。
Sponsored Link
ムカデに刺された場合赤ちゃんの処置や薬は?
ムカデに刺された場合は赤ちゃんでも大人でも処置は同じです。
順番がありますので、間違わないように処置してください。
- 患部を43度以上のお湯で5分~10分流す。
- ステロイド系の薬を広範囲に塗る(大人には◎)
- 病院へいく
赤ちゃんや大人がムカデに刺された場合の処置ですが、まず一番最初にすることは毒の効力を弱めることです。
万が一牙が刺さっているときはピンセットで抜きましょう。素手で触るのはやめてください。
そしてまずは毒を流すために43℃~45℃くらいのヤケドをしない位のお湯で5分~10分以上刺された場所を洗い流します。
これによって刺された部分にある毒を弱め、痛みを抑え、腫れ・痒みを防止します。
ムカデの毒は熱に弱いのですが、温度は43度以上でなければ効果がありません。
43度以下になると効果がなく逆に毒が活性化するため温度には注意してください。
そのためシャワーなど、温度が一定になるもので5分~10分は洗い流すといいでしょう。
おけなどにお湯をためてかけ流すと、ためている間に冷めてしまう場合があるので、必ずシャワーなど直接お湯が出てくるもので行ってくださいね。
また弱酸性でないシャンプーやせっけんで患部をこすらないように洗うと効果的なのですが、痛い場合は無理に洗わずしっかりお湯で流してください。
ちなみに弱酸性以外で洗う理由は、ムカデの毒が弱酸性なので同じ弱酸性で洗うよりは、弱アルカリなどで洗う方が中和できるという理由です。
そして毒を洗い流し終わったら、強めのステロイド軟膏を患部に塗ります。
ただ赤ちゃんや子供は、病院へ行った方が良いので、ここで無理に薬をつけずすぐ病院へいくことをおすすめします。
大人なら応急処置や経過観察するために市販の薬を塗ってもよいと思いますよ。
また薬を塗る時はムカデは噛む前に足で周辺の皮膚に傷をつけ、周辺の皮膚上にも毒を浸透させます。そのため薬は刺された部分だけでなく、広範囲にも塗っておきましょう。
薬を塗る時は、綿棒などで塗った方が塗る側の指などに毒がうつる心配がありません。ムヒのようなスポンジタイプの家族が共有で使うようなもので塗ると、その部分に毒がつく場合がありますので注意してくださいね。
そのため軟膏など、使う分だけそのつど取り出せる薬がおすすめです。
おすすめの市販の塗り薬は「プレバリンα」や「ベトネベート」などの強めのステロイド軟膏です。
大人は患部を洗い流したあと、市販の薬を塗って様子をみてもいいのですが、赤ちゃんや小さな子供は、身体が小さいため毒がまわりやすい可能性が高いので、皮膚科や内科を受診した方が安心です。
病院へ連れていき、そこで貰った薬を塗りましょう。
市販の薬はどうしてもの応急処置と考え、赤ちゃんや子供は念のため病院で受診したほうがいいですよ^^
Sponsored Link
ムカデに刺されたときしてはいけないこと
ムカデに刺された時の対処法は、上記に記しましたが、してはいけないことも覚えておいてくださいね。
- 冷やさない
- 刺された部分の毒を口で吸い出さない
- 患部の毒を絞り出さない
ムカデに刺されると腫れたり赤くなったりするため、とっさに冷やしてしまいがちなのですが、ムカデの毒は冷やすと逆効果です。
なぜならムカデの毒はタンパク質でできています。
タンパク質は熱に弱く、42℃以上で変性するため43度以上のお湯で流して毒を弱めるのですが、冷やすと逆効果で痛みが激増、失神する人もいるくらいの痛みに変わります。
そのため絶対に患部は冷やさないようにしましょう。
次に刺された部分の毒を、口で吸い出してペッと吐き出す。そんなシーンをTVなどでみたことがあると、「あ!そうだ毒を吸い出そう!」と思ってしまいますが、これもしてはいけません。
ムカデの毒は口の中に炎症や腫れをを起こす可能性があり、口内に入ることで悪寒・嘔吐・気道閉塞などを起こしてしまいます。
これはムカデに刺された部分を絞り出してはいけないことと関係しており、ムカデは噛んだ部分から毒がまわるのではなく、あのキモい足でまず皮膚を傷つけ、傷つけた部分に毒を浸透させるため、皮膚の中ではなく皮膚の表面に毒を塗りつけているのです。
そのため吸ってしまうと、逆に毒が体内に入ってしまう、絞り出すと皮膚内に逆に浸透する恐れがあるため、まずはたんぱく質が変化する温度で毒を洗い流し表面の毒を落とすことで、身体の中に浸透するのを防ぐのです。
こんな理由から、口で吸う、毒を絞り出す行為は、逆に毒を身体に中にいれてしまい逆効果になります。
Sponsored Link
ムカデの対策法は?
ではムカデが部屋に来ないための対策法はあるのでしょうか。
そもそもムカデが家の中に入ってくる理由は、家の中にいるゴキブリやクモなどを食べるためです。
またムカデは夜行性で暗くて湿気の多い場所、餌がある所を好むため、夕方になると家の中に侵入してきます。
そして浴室や洗面所、台所の流しの下、畳の裏、床下、天井裏などに潜んでおり、外だと洗濯物についていることもあるため、取り入れ時には気をつけましょう。
さらに湿気の多い布団や靴の中に潜んでいることも多いのです。そのため布団にもぐりこみ寝ているときに噛まれたり、靴をはいた時に噛まれたりすることもあります。
家の中の対策法は下記のことが有効です。
- ゴキブリがいなくなるように掃除、除去薬の設置などを行う
- 湿気がこもらないように、換気やエアコンを上手くつかう
- 庭は草が茂ったりしないようにスッキリ片付けておく
- すきまから入ってくるため、すき間や穴をふせぐ
- 畳の下に新聞紙を敷く
またムカデが入って来ない、赤ちゃんにも安心な対策法は下記がおすすめです。
- 寝ている時は窓を締めエアコンをつける
- ムカデ用の蚊帳の中で寝る
- ムカデ駆除剤を置く
赤ちゃんにはムカデ対応の蚊帳がおすすめ。お昼寝のときも安心ですよ。もちろん大人も安心です。
またムカデの駆除用で赤ちゃんにも安心なものは下記のものがおすすめです。
- ひのきの香りの忌避剤
- ムカデシャット
- ムカデガードDX
- 瞬間凍結スプレー
- ムカデ博士(外用)
- ムカデ用粘着シート
置く小さいタイプは赤ちゃんや小さいお子さんには危ないこともあるため、壁などに貼るタイプのもので人体に危険がないものがおすすめです。
ムカデ用粘着シートは、湿気の多い洗面所やキッチンに仕掛けておくと捕獲率がUPします。
また凍結スプレーはゴキにも効きますし、無害ですから1本あれば出現した場合におすすめ。
そして一番は外から入れないこと。ムカデ博士は効果があったと人気ですので、気になる場合はチェックしてみてくださいね。
まとめ
ムカデは5月~6月、9月~10月頃に多くなります。
その前にしっかりキレイにして、家に中に侵入させない対策が必要です。
また刺された場合の跡や症状を知っておくと、赤ちゃんが泣いている場合で原因がわからない時にもしかして・・とピンとくることも。
そして刺された場合は、まずお湯で流し病院へいくということを忘れないでくださいね。
ゴキと並んでイヤなムカデ。家の中で遭遇しないように、早めの対策、掃除、経路になるすき間の遮断をして、最近見なくなったなと思える空間作りをしてみてください。
♥関連記事⇒ ムカデの毒性や成分は?