ムカデってつがいで行動しているのでしょうか?
もしそれならどこかに1匹いれば、もう1匹いるという、ゴキブリを1匹みたら100匹いるというあの恐怖と同じで怖いですよね。
そしてムカデを1匹退治すると、残りのもう1匹が仕返しをしに噛みに来るというのは本当なのでしょうか?
もし本当ならムカデを退治できませんよね・・。
今回はムカデの生態やつがい行動するのか?などをお届けします。
もくじ: 好きな所から読めるよ
ムカデのつがい行動は嘘?ホント?
ムカデは基本つがいでは行動しません。
しかし下記の2つの場合だけつがいに見えてしまう可能性はあります。
1つ目は生殖期間の時だけはつがいで行動しているようにみえます。といっても交尾が終わると別々になってしまうので、そんなに長い時間つがいで行動しているワケではなく愛の告白をしているほんの数時間です。
2つ目はつがいで行動しているワケではありませんが、行動が活発になる5月~6月、10月~11月の間は数が多い為、数匹一緒に見る可能性があります。
子供と一緒にいるときはつがいなのでは?といわれていますが、メスのムカデは子供を産み産卵・孵化したあとの2ヶ月は子供を守るために一緒にはいますが、大きさが全く違います。
どうみても産卵しているムカデにしかみえず、決してつがいには見えません。
画像(かなり気持ち悪いです)
またこの2ヶ月間はエサを捕獲には行かないため、あまり見ることはないと思います。
こんな理由でもしつがいで見る可能性があるとしたら、交尾のときだが多くメスに精子の袋を渡す短い時間なのですが、好みのメスムカデを探して近づくため、つがいっぽく見えてしまうかも知れませんね。
そのためムカデがつがいで行動しているかどうかは、嘘になります。
では、ちまたでいわれているムカデの仕返しは本当なのでしょうか。
Sponsored Link
ムカデは仕返しに来る?
ムカデは基本、単独行動なので仲間が退治されたからといって仕返しにはやってきません。潰すと臭いはしますがその臭いに誘われて他のムカデが集まることもありません。
ムカデのメスは子供が親離れするまでは一緒にいますが、エサを捕獲しないため子供と一緒にいる姿をみることはあまりありません。
また子供が親離れすれば一緒に行動しないため、子供を退治されて怒って仕返しということもありません。
ではつがいのようにみえる交尾の時に、もしオスがやっとみつけたメスのムカデを退治されたら・・怒って仕返しにくるのでしょうか。
基本は仕返しに来ませんが、その際に1匹だけ退治してもう1匹が逃げた場合は、まだどこかに隠れているわけですから、遭遇する可能性もあります。
またそのムカデではなくても、室内に数匹別行動のムカデがいて出没すれば、仕返しにきた!?と思ってしまいますよね^^
ムカデが身体を接触させて交尾をしないのは、共食いの危険性があるからです。
そのため、仮に交尾中のどちらかを退治したとしても仕返しにはやってきません。
ムカデは基本、つがいではいない、仕返しもしない。そう思っていてください。
Sponsored Link
ムカデの生殖期間
ムカデの生殖期間は春から秋にかけてが多く、ムカデは交尾相手を探し交尾をします。
またムカデの交尾というものは、雌と雄で身体を接触させる交尾はせず、まず雄ムカデは雌ムカデを匂いを頼りに見つけ、みつけたら精子の入った袋をオスが作りだします。
袋ができるとオスは雌ムカデを誘いにいき、OKが貰えるとオスはそのまま立ち去り残ったメスがその袋を生殖口から取り込んで交尾が終わります。
その後繁殖時期にメスが精子の袋を使って産卵しますが、5月~6月の産卵が多いようです。
ちなみに1回の産卵で5匹から80匹の卵がムカデになります。卵は羽化するまでメスのムカデがしっかりと守り、その間はエサを食べずに見守ります。
親離れをする頃までメスは動かずにじっと子供を守り、身体から子供が離れて行くとメスはまた単独で行動を始めます。
その後子供のムカデは数回脱皮を繰り返し、大人のムカデになっていくのです。
親離れをする頃の子ムカデは3センチほどですが、小さくても噛みますので気をつけましょう^^
まとめ
ムカデがつがいでいるのか?またその1匹を退治したら仕返しにくるのか。
想像すると怖いですが、実際はつがいではなく単独行動、仕返しにも来ないので安心してください^^
といってもゴキのように1匹退治したからといって、いなくなるワケではないため、5月から6月、9月から10月はイヤな時期には変わりませんね・・。
平和に暮らしたいです・・。