O157って怖いですよね。ひどい時には死に至ったり後遺症が残ることもあるO157。

腐ったものはニオイや味で「これヤバイ!」とわかりますが、O157は無味無臭なので食べる時点ではわかりません。さらに厄介なのが子供や高齢者はO157が出すベロ毒素が脳症や溶血性尿毒症症候群を起こすところ・・。

 

そのためもしO157になった場合の症状や潜伏期間などを知っておくと、「もしかしてこの間の・・」と的が絞れることと、O157になる原因や感染経路も更にわかると、「これは大丈夫かな?」と考えられるため役立ちますよ。

 

ポイント

O157の症状や原因、感染経路と潜伏期間やその対処法がわかります


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O157の症状って?

o157 症状

大腸菌は通常でも人の身体の中にいて無害ですが、その中でも下痢を起こすものがあり「病原性大腸菌」といわれています。

 

O157は出血をともなうかなり激しい下痢を起こすベロ毒素という大腸菌が原因で起こります。ベロ毒素は腎臓、脳、肺などに障害を起こすためO157は後遺症や死に至る場合が多いのです。

主な症状は発症日数によって違うところが大きな特徴です。そのため出血した時点でO157かもと疑って病院へ急いでください。

  • 1日目:へそを中心に激しい腹痛と下痢
  • 3日目くらい:出血性の激しい下痢と腹痛
  • 7日目くらい:溶血性尿毒症症候群や脳症を起こす

*溶血性尿毒症症候群は顔が白い、むくみがる、尿が少ない、幻覚、けいれん、貧血などの症状がでます。

 

症状は日が進むに連れてかなり酷くなってきます。そのままにして手遅れになると後遺症が残ったり死に至ります。

また出血の下痢は「血がでている・・」というものではなく血尿のように血が流れ出ます

 

発熱することもあるので1日目は風邪かなと思う場合もあり、O157だと気づかないこともあるので注意が必要です

ポイント

O157の症状は下痢と腹痛、出血を伴う下痢がポイントです

 

では子供と大人の症状での違いはなんでしょうか?

子供と大人の症状での違いは?

o157 症状 大人

子供と大人の症状での違いですが、下痢や腹痛は同じでも、子供の場合はひどいと溶血性尿毒症症候群や脳症を起こしてしまう所です。

 

よく集団でO157になった場合、死に至るのは子供や高齢者です。そのためおかしいと思ったらすぐに病院に連れていってください。手当が早ければ元気になりますが、遅いと後遺症が残ることもあるため危険性が高い食中毒です。

 

逆に大人の場合は意外と感染していても軽い下痢で終わってしまったり、全くわからない事もあります。しかし恐いのが子供や家族にうつってしまう2次感染

 

大人の場合は酷くなることは少ないのですが、O157は治ってからも2週間は菌が体内にいて、接触感染や水(お風呂やプールなど)を通してうつってしまいます

 

ポイント

子供や高齢者への2次感染には気をつけて!

症状がでている期間は3日から1週間くらいです。日数が経つにつれて酷くなる場合は直ぐに病院ですよ!

 

ではO157の潜伏期間や感染経路、予防法をみながら、対処法をみていきましょう。

O157の潜伏期間は

o157 症状 潜伏 期間 

出典www.pref.hiroshima.lg.jp

O157の潜伏期間は、平均5日で通常は4日から8日くらいが潜伏期間です。

かなり長いので昨日食べたアレだ!!とわかるのではなく、なにを食べたっけ??と少し考えなければわからない可能性もあります。

 

O157の潜伏期間が長いワケは、大腸の中で菌が増殖してからベロ毒素を作り出すためです。通常の食中毒は3日以内に症状がでますので原因特定ができやすく大きな違いがあります。

また時期的には7月から10月辺りまでがO157の感染ピークになります。

 

ではO157の感染経路や原因はなんでしょうか?


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O157の原因はどこから?

o157 症状 感染 経路 

O157は家畜(牛、羊、豚)などの糞便から検出される菌です。また土の中や水の中にもいます。しかしどうやって人の身体に入るのでしょうか?

多くは菌を持っていた動物の肉を生など加熱が少ない料理法で食べたり、菌を持っていた家畜の糞便で汚染された水がついた野菜を加熱せず食べると菌が付着して口の中に入ることが多くなります。

 

そのためO157は下記の5点を気をつけなければなりません。

  • 水(井戸水、湧き水など)
  • 生の肉
  • 生野菜
  • 家畜とのふれあい
  • 感染者からの2次感染

またO157は熱に弱いため、75度以上で1分以上の加熱で菌は死滅するので、生(半生)の肉や生野菜を食べるときは気をつけてください。ちなみに野菜は湯がき(100度のお湯で5秒間程度)が有効です。

 

ではどんな経路を通って感染していくのでしょうか?

O157の感染経路は?

O157の感染経路は食品(水)か感染者の便からのどちらかがほとんどです。まれに家畜を触って感染することもあるため、牧場などで家畜を触った場合は、手などを消毒することをおすすめします。

 

またO157が厄介なところはこの食品が原因です!と、絶対にこれだといい切れないところ。理由は潜伏期間が長いため、これだというものを特定するのが難しいと言われています。

 

また感染が強力でわずか100個足らずで感染するため、食品や手などに少しついているだけでも感染してしまいます。

ポイント

O157は食品や水、感染者からの2次感染が主な感染経路です

さらに大人の場合感染していても軽く終わる場合があり、感染していても気づかないため、トイレのドアノブなどから知らずに2次感染するということもありますし、タオルの共用や入浴などにより人から人へ感染することも。

 

O157の感染を防ぐには、しっかり加熱する、手を洗う(消毒がベスト)安易に井戸水や湧き水は飲まない。など対策をとることが大事です。

O157の治療法は?

o157 症状 潜伏 期間 

O157の主な治療法は抗生物質で菌の増殖を止めることがメインになります。また診察時に下痢による脱水がある場合は点滴で補います。

 

下痢がひどいので下痢止めを希望する人も多いのですが、下痢止めを使うと逆に菌が大腸に残ってしまい増殖するため下痢止めは処方されません。吐き気止めも処方されないため、症状が重いと少し辛いですね・・。

 

また症状によりO157かどうかを判断するためと溶血性尿毒症症候群を起こしていないかを確認するため、尿検査、血液検査、便検査なども診察時に行う場合もあります。

O157の予防法は?

o157 症状 治療

出典:SARAYA

O157は特に子供が高齢者がかかると6~7%は重い合併症を発症し、死に至ることもあるためしっかり予防しておくことが必要です。

逆に大人の場合は、軽くすむ人が多く軽い下痢しか症状がでない場合もあります。

 

そのため、大人が知らずに感染している間に、トイレのドアノブやタオルなどから家族内で二次感染が起こることがあります。

また調理をする人が感染していて気づかない場合は、調理器具や食べ物に菌がついて感染するため、子供や高齢者がいる家庭では、大人が下痢をしている場合は注意と対策が必要です。

 

O157は治っても1~2週間腸の中に残り、便の中に出てきますので(排菌)、消毒などの予防は当分続けて行う必要があります。

 

消毒は亜塩素酸ナトリウム(0.02%)や、消毒用エタノールなどで消毒すれば安心です。よくアルコールでもOKと言われていますが、亜塩素酸ナトリウム(0.02%)などの方がより確実で安心です。

 

気になる方は口に入っても安心な上、強力にすべてを消毒できる亜塩素酸ナトリウム(0.02%)がおすすめです。

食品などの予防法は下記になります。よく感染源になるものがユッケや肉の刺し身、サラダが有名ですね

  • 生でなるべく肉や野菜を食べない
  • しっかり手を洗う(消毒が効果的)
  • 井戸水や湧き水などの水は飲まない
  • 調理器具もしっかり消毒
  • 早く冷蔵のものは冷蔵庫になおす

そして大人が下痢などをしている場合で家族に子供や高齢者がいる時の予防法は

  • お風呂は下痢の人が最後に入る
  • 下痢を起こしている場合は、タオルの共用はしない
  • トイレのドアノブなどトイレ・洗面所は消毒をしておく
  • 調理する人が下痢を起こしている場合は、器具や手などはしっかり消毒する
  • 便で汚れた衣服は別に洗濯する
  • 下痢止めを飲むと菌が体内にたまるので飲まない
  • 病院でみてもらう

また子供が気をつけることは

  • 土や水の中にO157の菌がいるので、土遊びなどをした後はしっかり手洗いを消毒をする
  • 動物を触った後もしっかり手洗い・消毒
  • プールでも感染するので気をつける

などの予防が必要です。食品の加熱としっかり手洗い&消毒がO157を予防する強い味方になります。

まとめ

O157の恐い所は、子供や後遺症が脳症や溶血性尿毒症症候群を起こしてしまう所や潜伏期間が長いため「これが原因」となる食べ物が特定しにくいところです。

 

また症状は大人は軽く、子供や高齢者が酷くなるために、2次感染に注意が必要なところもポイントです。しかし消毒液に弱いので亜塩素酸ナトリウム(0.02%)や、消毒用エタノールなどで消毒すれば安心ですよ。

 

ちなみにO157は1984年に発見されたので、まだ新しい食中毒です。この先もし感染してももっと子供の命が助かるように医療の開発をのぞみます。


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