水筒でお茶や水などを飲もうとしたとき、飲み口がクサいなと思ったことはありませんか?
雑巾の様なイヤ~な、なんともいえないニオイ・・・。
中身はおいしいのに飲み口がクサい状態で飲むと、飲んだ後味もニオイがして気持ちが悪くなります。
雑菌は朝、水筒に麦茶を入れて一口飲んだ1時間後と24時間後の菌数を比較すると、約29倍にも増えるそう。
水筒がクサイ原因は、カビなのでしょうか?
飲んでも腹痛や下痢などを起こさないのでしょうか?
今回は、以下の内容で水筒の嫌なニオイ対策を紹介します。
- 水筒の飲み口がクサイ!ニオイの原因は?
- ニオイの取り方と洗い方
- 水筒の飲み口の種類
飲み口がきれいになれば、水筒のお茶や水を飲んでもクサイ!と感じず、おいしい飲み物が安心して飲めますね^^
体調が悪くなる前に、きれいにしておきましょう!
もくじ: 好きな所から読めるよ
水筒の飲み口がクサイ!ニオイの原因はなに?
- 飲み口やフタの溝につくカビや雑菌
- 口の中の雑菌、
- 洗い残しによるカビ
飲み口はきれいに洗っているつもりでも、菌や汚れが残っていますし、口の中は常に菌がいっぱい!
この3つが、水筒の飲み口がクサイ原因です。
毎日洗っているのに??と思いますが、「水筒の細菌汚染および使用実態調査」をみていただくと….
毎日スポンジや洗剤で洗っていても、手の届く範囲だけを洗う人が多く、自然乾燥で乾かす人が約80%。
「これのどこがイケナイの?」と思いますが、原因が5つあります。
「え、5つも?面倒!」とかいわず、見出しだけでもチラッとみてください。
雑菌の増える原因1:温度
雑菌は20度前後で増え始め、水もエサにして活動します。
結果、暑い時期はきれいに洗っても、乾くまでの間に雑菌がわくのです。
そのため、飲み口やフタだけでも、洗った後は水分を拭き取っておきましょう。
さらに5度以下になると雑菌の活動が止まるため、洗って拭いた後は水筒を冷蔵庫に入れておくのも手です。
雑菌の増える原因2:洗えていない
スポンジできれいに洗っても、細かい部分には届いていません。
気になっていても、水筒の底まできれいに洗う人は実は半数です。
そのせいなのか、奥や溝が洗えるスプレー式の洗剤ができましたよね^^(私、買いました結構便利)
水筒は洗えているようで、洗えていない隅や溝に雑菌やカビになる汚れが残ったままになりクサくなるのです。
雑菌の増える原因3:消毒していない
消毒しない水筒は、菌がウヨウヨ….。
毎日水筒を漂白剤や熱湯で消毒をする人はおらず、半数が約1週間に1度、それ以上放置している人がほとんどです。
面倒ですしね。
しかし、雑菌や汚れは毎日きれいに落ちていないし、中まで洗わないなら、1週間に1度は消毒をしたいもの。
夏はもう少し短いスパンで、消毒してもいいかもしれません。
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雑菌の増える原因4:水筒の素材
そして素材にも注意が必要です。
プラスチック素材は小さな傷が付きやすく、その傷に雑菌が入り込みます。
そのため雑菌の繁殖がアルミやステンレスに比べると高いです。
またプラスチックは保冷・保温ができず、気温が上がると飲み口についた雑菌やカビがすぐに繁殖します。
中の飲み物も温度調節ができないと雑菌が増えるので、プラスチック素材はおすすめしません。
雑菌の増える原因5:中身
入れる飲み物がコーヒーやジュースなどの場合は、クサくなりやすいです。
理由は、糖分や塩分などが雑菌のエサになり繁殖するから。
逆に飲み物の中でも緑茶やウーロン茶など、殺菌作用があるものは菌の繁殖をおさえます。
そのため、お茶や水などを入れておくと、雑菌の繁殖を少し防げます。
水筒の飲み口がにおうときは手遅れ状態
この5つが原因となり「アレ?なんかクサイぞ」と思ったときは、かなり手遅れ。
数日前から雑菌やカビが徐々に繁殖し、数が増えたことで臭いが発生しているから。
水筒、菌に乗っ取られ状態です。
たった1匹のカメムシなら、そこまでニオイはしなくても、100匹集まるとクサそうですよね?
水筒がクサイ時は、すでに雑菌パラダイス。
雑菌やカビは食中毒の原因にもなりますので、すぐに対処しましょう。
クサイのは、水筒からのSOS警告なのです。
体調が悪いときはクサイ状態で飲むと、具合が悪くなる事もあるので気をつけましょう。
水筒のニオイの原因まとめ
水筒の飲み口がクサくならない様に、以下のことに気をつけて使ってください。
- 洗っても完璧に、汚れは取れていない
- 温度が高い時期の自然乾燥は、乾くまでの間に雑菌がつく
- 口の中は雑菌だらけ、口をつけた部分から繁殖が始まる
- 糖分や塩分含む飲み物は、雑菌が繁殖しやすい
- 20度をこえると雑菌が活発になる
では次は洗い方をみていきますね^^
水筒の飲み口が臭いなと感じる前にしっかりケアしましょう。
あ、ちゃんと歯磨きもしてくださいね!
口の中の雑菌が増えると、きれいに洗った水筒が台無しです….。
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水筒の洗い方を4つ紹介
洗い方なんて知っているかと思いますが….。
知っとる!人は、見出しだけをサッと読み飛ばしてください^^
毎日の洗い方
水筒は毎日やわらかいスポンジで洗い、生乾きにならないようにすぐに水気を切りしっかり乾かします。
特にフタと本体の接続部分の溝になっている部分は、水滴が残りやすいのできちんと拭いてください。
歯ブラシで、溝を洗うのも効果的です。
水滴が雑菌のエサになるため、暑い時期の自然乾燥はさけること。
消毒のやり方
水筒は週に1度、フタ部分のパッキンなどを分解し、酸素系漂白剤で30分~1時間つけ置き殺菌してください。
これでフタや細部についた雑菌やカビを撃退します。
スポンジなどで洗っていても細部などは洗えていないことが多いです。
水筒の中も、ぬるま湯と酵素系漂白剤を入れ 30分~1時間一緒に除菌しましょう。
使う漂白剤
漂白剤は酵素系と塩素系がありますが、酵素系を使ってください。
塩素系漂白剤は水筒の中にニオイが残りやすく、ステンレスの水筒は底がサビやすくなります。
塩素系はハ○ターのようなタイプです。
漂白剤が苦手な場合は、重曹で代用できます。
分量の目安は、重曹大さじ1とぬるま湯500mlです。
重曹は100均などにある食用のものを選んでおけば、多少分量が適当でも大丈夫です。
水筒の中に赤サビがあるとき
水筒の中に、はんてんの様な赤サビがあるときは、お酢を入れておくとキレイになります。
水筒にぬるま湯を入れて、お酢を10%ほど(500mlの水筒なら50ml)いれ、30分ほどつけておいてください。
少しお酢クサくなるので、良く洗いましょう。
ちなみに、赤サビは水道の鉄分がつくと発生しやすくなるので、洗った後はすぐに水気を取っておくと防げます。
ザラザラした白い汚れがあるとき
水筒の中に白いザラザラものが付いているときは、クエン酸を使って落とせます。
他にもポット用のカルシウム取りでも落とせます(どちらも100均にアリ)
分量は、ぬるま湯500mlに大さじ1/2杯です。
ちょっと脱線!ステンレス水筒の注意点
ステンレスの水筒を長持ちさせるために、いくつか注意点があります。
まず水筒の底に貼ってある保護シートは剥がしてはいけません。
剥がすと保温冷効果ができなくなってしまいます。
あのシールは真空を作るために、開けた小さな穴をフタをしているためもの。
もし水筒の底に「剥がさないで」シールが貼ってある場合は、剥がすと真空では無くなるため、絶対にはがさないでください。
水筒の中にいれる飲み物もスポーツ飲料やみそ汁など、塩分を含んだものをいれるとサビの原因です。
塩素系漂白剤で掃除をするものサビの原因になるため、酸素系漂白剤でつけ置き洗いをしましょう。
その他保冷専用のものには熱いものはいれない、食洗機にはかけない、たわしなど硬いものでこすらないでくださいね。
ここでのまとめです。
- 塩分を含んだ飲み物はさける
- 塩素系漂白剤(ハイター)は使わない
- 保冷専用に熱いものはいれない
- 食洗機にかけない
- たわしなど硬いものでは洗わない
知らずに使っていると、サビの原因や、保冷や保温効果が薄れます。
せっかく購入した水筒だと思います、長く使えるようにケアしてくださいね^^
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水筒の飲み口の種類は?
水筒の飲み口の種類は、大きく分けて4つあります。
デザインなどにこだわるものいいですが、掃除が楽で使いやすいシンプルなタイプもおすすめです。
複雑な飲み口はきれいに洗えず、暑くなると雑菌が増えスグに臭くなり、飲むときに嫌ですよね。
ちなみに一番いい飲み方は、水筒から直接飲むのではなく、コップがついている水筒を使うことですが、ちょっと面倒…。
実際、口を直接つけるタイプの水筒を使っている人は約95%なので….。
(わかるけど面倒と思っているんだよね…きっと)
①シンプルでフタを取ると大きな飲み口のタイプ
飲み口が大きいため飲み物が入れやすく、大きめの氷もラクラク入ります。
デメリットは、フタをねじって開けるため、手がふさがっているときや、すぐに飲みたい場合は面倒。
口が大きい分飲みやすいですが、勢いよくグイッと飲むと、飲み口が大きいため口横からこぼれるので注意!
②飲み口がペットボトルタイプ
次は飲み口が小さめで、ペットボトルのように飲みやすいタイプです。
ストローは中が洗いにくく、汚くなりがちですが、この飲み口は掃除もしやすく雑菌もたまりにくいです。
フタがプッシュ式なので、片手でポンと開けられ手間なく飲むことができます。
小さい子供でもこぼさずに飲めるので、お子さんがいる人にもオススメです。
③飲み口がストロータイプ
飲み口がストロータイプのものは、飲みやいので子供や年配の方にも人気です。
しかしストロー内の掃除が面倒で、雑菌などが心配という声も良く聞きます。
便利な反面掃除がしにくく悩みます。
最近のストロータイプは、付け替え用があることが多く、こまめに変えて掃除すれば雑菌やカビは防げます。
固くて細いブラシでストロー内を洗うと、傷がつき雑菌が付きやすいため注意してください。
④飲みやすいカーブの飲み口
飲み口の形はメーカーによって違いはありますが、最近このタイプが多くなりました。
取り外しも簡単で洗いやすくなっています。
凹凸も少ない分、掃除も簡単。ワンプッシュでフタが開くので便利です。
それぞれ交換部品がありますので、洗ってもスグににおう、汚いなと思ったら取替ましょう。
消耗品の交換目安は6カ月~1年ですが、ストローは汚れやすいため、半年ほどで変えるのがおすすめ。
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おすすめの水筒の飲み口は?
おすすめの水筒の飲み口は一番は使いやすさですが、やはりそれぞれにメリットとデメリットがあります。
そのため何を重視して選ぶか迷ったときは、以下の内容で検討してください。
- 飲み口が掃除しやすいか
- 保冷・保温が可能か
- 水筒の中にブラシが入るか
- 凹凸が多くないか
- すぐに開けられるタイプか
- デザインや色
- 使う人の年齢
洗うのが面倒などのデメリットもありますが、水筒を利用する人の使いやすさを優先した方がいいかなと思います。
理由は洗う手間も大変ですが、水筒を利用している方が圧倒的に使う時間が長いから。
最近の水筒はフタと本体が外せ、飲み物が注ぎやすく氷も入れやすいタイプが多くなりました。
洗う手間も随分楽になったので、使う人が使いやすいものを選んであげてください。
心の中でも「それを選ぶか?」と思ってもです….。
まとめ
水筒の飲み口に雑菌やカビがつくと、ある日急にクサイと感じる時がきます。
でもその時、水筒は雑菌がかなり増え危険な状態です。
そうならないためにもスポンジなどのやわらかいもので毎日洗い、週に1度酸素系漂白剤でのつけおき洗いで、クサいと感じる前に手を打ってください。
そして水筒も大切に使うことで、長持ちしますので、お気に入りの水筒でおいしい飲み物を飲んで欲しいです^^