食中毒の種類一覧と菌の特徴!原因や症状別に予防対処法を紹介





食中毒って誰でも聞いたことがあると思いますし、食べ物が原因で起こり、吐き気や下痢が主な症状でしょ?っていうイメージですよね。

でも食中毒ってどのくらい種類があって、どんな原因や食べ物から症状がおこるか知っていますか?

 

それを知っていると、おかしい!と思ったときに「もしかしてアレが原因かな?」と、どう対処したらいいのか?がわかるので、病院に行くのも早い段階でいけ症状も軽く済みます。

私はそれを知らなくて、ただの腹痛?と思ってほっておいたら、立てないくらいひどい目にあったことがあります。「中毒」なだけに甘くみていると危険な場合もあるんです。

 

1年中起こる食中毒。どんな種類があるか?症状や予防法・対処法をちょっと知っておくだけでも、役にたちますよ!

 
食中毒の種類別に原因や症状、予防・対処方法などがわかります


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食中毒の種類一覧

食中毒 種類

食中毒の種類は下記のように大きく別けて下記の4つに分かれています。

  • 微生物が原因
  • 化学物質が原因
  • 自然界の毒が原因
  • 寄生虫が原因

そして微生物が原因のものは、さらに3つにわかれます

  • 細菌が原因・・・細菌が原因でおこり、食中毒の約7,8割がこれにあたります。
  • ウイルスが原因・ウイルスが原因でおこる(ノロウイルスが99%)
  • 真菌が原因・・・カビが原因でおこる

ざっと見ていただくとわかるように、微生物が原因以外は、何が原因なのかが直ぐわかりますよね。

 

化学物質は洗剤や農薬なんて飲んだら、大丈夫なハズないですし、自然界では、ジャガイモの芽やふぐの毒、毒きのこなどはたべると危険なのは多くの人が知っていると思います。

よく生の魚や肉を食べて食中毒になるのは、寄生虫がいるからなんですね。熱をかけると死滅しますが、生のままだと寄生虫がいたりその卵を食べることで、激しい腹痛や悪寒、おう吐などを起こします。

 
食中毒は原因がわかれば病院でも適切な処置ができるので回復が早まります

ちなみに魚ではサケ・タラ・サバ・イカなどの淡水魚(川や湖にいる魚)に寄生虫が多いと言われています。寄生虫は糸のような虫で全長1cmくらいですが丸まっているので実際は米粒くらいの大きさなんですね。色も白っぽくスジみたいで、知らない場合や、実際よーーくみないと解らないです。

ちょっと気持ち悪いですが、画像がみたい方はアニサキスという寄生虫の画像リンクを貼っておきます。⇒ アニサキス

そんな感じで微生物が原因以外で起こる食中毒は、絶対に口にしない、生の魚や肉は寄生虫がいるので危険だと思っておくということを守れば身を守ることはできますが、難しいのが微生物が食中毒の原因なんです。

 

下記が食中毒の種類を一覧にしたものですが、微生物が原因になる食中毒の原因菌ってどんな特徴や症状がでるのでしょうか?またこれらの食中毒にならないためには、どんな予防や対処方法があるのでしょうか?

それを1つずつみていきますね。

  中毒の原因  原因菌
 微生物   細菌  感染 サルモネラ菌
カンピロバクター
エルシニア腸炎
腸炎ビブリオ
病原性大腸菌
赤痢・チフス
 食品毒素 黄色ブドウ球菌
ボツリヌス菌
 生体内毒素 ウェルシュ菌
セレウス菌
   ウイルス ノロウイルス
   真菌 カビ
   化学物質 水銀・鉛などの金属
洗剤
農薬
  自然の毒  動植物の毒 ソラニン
毒きのこ
ふぐ
   寄生虫 サケ・サバ(アニサキス)
馬刺し(サナダムシ)


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微生物の種類や特徴と症状や対処方法

食中毒 菌 種類

微生物が原因でおこる食中毒は細菌、ウイルス、真菌の3つに分かれていますが、細菌はさらにその原因によって

  • 感染・・・・細菌に感染した食べ物を食べることで起こる食中毒
  • 食品毒素・・食品の中で細菌が作り出した毒素を食べることで起こる食中毒
  • 生体内毒素・人の腸内で菌が増殖の際に作られた毒素によって起こる食中毒

となっています。では食中毒を起こす原因や症状、どんなものに入っているのか?などをみていきますね。

サルモネラ菌

食中毒 種類 サルモネラ菌

サルモネラ菌に感染したものを食べることで起こったり、夏場は調理器具、サルモネラ菌に感染した物を触った手などから感染します。

生息 家畜などの腸内、下水や川、ネズミ系・イヌネコなどからも検出
原因になる食品 肉類や卵の加工品(特に鶏肉)
潜伏期間 6~72時間 平均12時間と早い
症状 下痢・発熱(38~40)・腹痛・脱力感
回復期間 2~3日
予防方法 生肉は避ける、よく加熱(75度以上)する、食器などは消毒やよく洗うこと
発生時期 1年中。7~9月の夏場がピーク
対処方法 嘔吐物、夏場の調理器具などは消毒。暑い所に食品は放置しない

カンピロバクター

食中毒 種類 カンピロバクター

カンピロバクターは感染系の食中毒では1番多く、毎年増えている食中毒です。

生息 豚・鳥・イヌの腸内
原因になる食品 水や肉類(特に鶏肉)サラダなど
潜伏期間 2~7日で長め
症状 下痢・発熱・腹痛
回復期間 4~5日
予防方法 生肉は避ける、よく加熱する、食器などは消毒やよく洗う、生水は飲まない
発生時期 5~6月と9~10月が多い
対処方法 夏場の調理器具などは消毒。暑い所に食品は放置しない。生肉を触ったら手を洗う


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エルシニア腸炎

エルシニアは昭和57年に指定された菌です。余り発症数はなく感染経路となる食品がわかっていません。ペットを飼っている人は気を付けたい食中毒です。

しかし日本では沖縄で1度だけしか発生していません。

生息 豚・ネコ・イヌ・ネズミに生息
原因になる食品 食肉、ミルク、乳製品
潜伏期間 2~10日で長め
症状 下痢・発熱・腹痛・エルシニア腸炎や虫垂炎症状を起こす
回復期間 1~2週間
予防方法 生肉は避ける、よく加熱(65度)する、ペットを飼っている場合は注意
発生時期 夏場に多く発生
対処方法

腸炎ビブリオ

食中毒 菌 種類

腸炎ビブリオはそこまで多くない食中毒ですが、寿司などの生の魚に多く生息しています。また潜伏期間が10時間くらいと早い段階で症状がでるため、気づきやすい食中毒です。

生息 海産や魚介類、その加工品
原因になる食品 塩分3%くらいで増殖。寿司など生食の魚。野菜の一夜漬け
潜伏期間 10~18時間と早い
症状 激しい腹痛、下痢、発熱、はき気、嘔吐
回復期間 4~5日
予防方法 真水でよく洗い、5C以下を保つ。加熱処理を行う
発生時期 夏場から秋に多く発生
対処方法 温度管理の徹底

病原性大腸菌

食中毒 種類

病原性大腸菌は有名なものでO-157 などがありますね。食中毒では菌が100万個以上体内に入らないと発症しないのですが、O-157は、100~1000個の菌でも発症するので注意が必要です。

 

通常大腸菌は腸の中に存在していて無害な菌ですが、毒素を出したり、腸に炎症を起こしたりするものを病原性大腸菌と言いいます。その中でも毒素が強いものが腸管出血性大腸菌ともいわれO-157・O-26・O-111などがあります。

生息 土壌、下水、動物、人間のし尿、飲料水の汚染など
原因になる食品 糞便に汚染された肉や食品からの二次汚染ですべてのものが原因
潜伏期間 10~15時間と早い。O-157 は3から7日
症状 腹痛、下痢、発熱、嘔吐。O-157は出血性の下痢
回復期間 5~7日
予防方法 よく加熱する、手をしっかり洗う、井戸水の水質検査
発生時期 春から秋 7~9月がピーク
対処方法 よく洗い、よく加熱。

赤痢・チフス

赤痢やチフスは今ではほとんど掛かる人がいなくなりましたが、感染源は人です。保菌者の糞便、それらに汚染された手指、食品、水、ハエ、器物を介して直接、あるいは間接的に感染します。

潜伏期1 〜3日で発症し、悪寒を伴う急激な発熱、下痢の症状が出てきます。

 

赤痢やチフスに万が一掛かった場合、届出が必要です。陰性が確認できるまでは感染するので自宅待機となります。(特に飲食関係者)


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黄色ブドウ球菌

食中毒 種類 症状

黄色ブドウ球菌は、人や動物の化膿した傷の中にいて、傷のある手などで食品をさわることで発症します。特におにぎりやサンドイッチなどの穀物系におおいため、傷がある時はラップなどを使って作り、直接触らないようにしましょう。

 

黄色ブドウ球菌は食中毒の中でもカンピロバクター、サルモネラ菌、ウエルシュ菌に次いで4番目に多く発生しています。

生息 人や動物の化膿した傷、鼻の穴、のど、皮膚、腸管、ほこりの中。
原因になる食品 穀物類に多い(米類、小麦類)
潜伏期間 30分~6時間
症状 激しい腹痛、下痢
回復期間 1~3日
予防方法 手指の洗浄。傷がある時は気をつける
発生時期 1年を通じて多いが、5~10月が多め
対処方法 熱に強いので傷がある場合は、直接穀物類や調理器具を触らない

ボツリヌス菌

食中毒 種類 特徴

ボツリヌス菌は食品内で神経に毒性をもつ菌を作ります。発生例は少ないのですが、毒性が強く視力障害、嚥下障害、言語障害などの神経に関係するためひどい時には死に至る食中毒です。

また酸素のない状態になっている食品(缶詰・瓶詰め・真空パックなど)が原因となるため、食品を保存の際はしっかり保存方法を確認してください。

生息 土、海、河川
原因になる食品 保存発酵食品、缶詰、ビン詰め
潜伏期間 8~36時間
症状 嘔吐、下痢、神経障害
回復期間 1~2日
予防方法 充分に加熱処理をする。(100℃6分間)保存時は低温で。
発生時期 1年中
対処方法 真空パックや缶詰が膨張していたら食べないこと。保存方法の確認

ウェルシュ菌

食中毒 種類

ウェルシュ菌は食中毒の発生数第3位の食中毒です。年間発生件数は30件ほどと多くはありませんが、ウェルシュ菌が発生する原因は、なべなどで大量に加熱調理された食品を、そのまま数時間から一夜室温に放置されていると発生します。

 

そのため夏祭りのカレーなどが原因になると多くの人が一気に食中毒になる危険性があります。また家庭でもカレーの作り置きや、一晩おいたカレーなどは注意が必要です。

生息  水、土壌、人や動物の腸、食肉加熱料理品
原因になる食品  カレー・シチュー、など多めの量で肉や野菜を煮込んだもの
潜伏期間  5~24時間
症状  腹痛、下痢、嘔吐
回復期間  1~2日
予防方法  カレーなどを作った時は室温で放置しない
発生時期  1年中
対処方法  加熱調理したものは早く食べる

セレウス菌

セレウス菌は下痢型と嘔吐型に分かれ、米類は嘔吐型、肉やスープ、野菜などは下痢型です。潜伏期間が短いためすぐに症状が現れるので、おかしい!と気づきやすい食中毒です。

年間セレウス菌で食中毒になる人は、多くの菌の中でも下位に位置するため、あまり感染は多くありません。

生息 自然界に多く分布。食品中で増殖すると毒素を発生
原因になる食品 米や小麦、肉、野菜などを原料とする食品。米飯、チャーハン、肉、スープなど
潜伏期間 1~5時間と早い
症状 吐き気、嘔吐、腹痛、下痢
回復期間  1~2日
予防方法 ごはんなどをそのまま室温で放置しない
発生時期 1年中
対処方法 穀物類を使った食べ物は、直ぐに10度以下で保存する


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ノロウイルス

食中毒 種類 症状

牡蠣などが原因でよく起こるノロウイルスですが、ノロウイルス感染者の吐しゃ物や排便などからも強い感染力がありこちらは感染症となり食中毒とは別になります。

 

ノロウイルスは人の体内でしか増殖できないのですが、たった10~100個でも人へ感染するため、家族や他人に簡単にうつります。またウイルス系の食中毒はほぼ99%ノロウイルスが占めています。

生息 感染者の便、吐しゃ物
原因になる食品 ノロウイルスに汚染された食品や二枚貝に多い
潜伏期間 24時間から48時間
症状 激しい吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱
回復期間 2~3日
予防方法 ウイルス感染していそうな地域の2枚貝は生でなく加熱する
発生時期 10~4月に多発
対処方法 よく手を洗う、調理器具の消毒

真菌

食中毒 種類

微生物の中にある真菌はいわゆるカビが原因になるのですが、パンなどに生えたカビを知らずに食べてしまっても、カビは胃酸で死滅するため、そこまで気にしなくても良いと言われています。

気になる場合は病院に行ってもいいですが、症状がなければ心配はありません。また殺菌作用のあるものを食べることでも緩和しますよ。ちなみに殺菌作用の強い食べ物は下記です。

  • にんにく
  • 塩漬けの梅干し(はちみつ漬けとはかダメ)
  • 生姜
  • 玉ねぎ
  • お酢
  • ネギ

そのためカビでの食中毒は、物凄い大量のカビを食べたり、日本のものではなく輸入品に多い毒性の強いカビなどを食べない限りは、そこまで心配しなくてもいいと言われています。

まとめ

食中毒の発生が一番多いのは飲食店で、次に家庭、学校、旅館と続きます。また食中毒は腐ったもののように、おかしいコレ!臭い!!というサインがないため、知らない間に感染している場合がほとんどです。

 

症状もすぐにでず2,3日経ってからのものも多い為、下痢や嘔吐だと「風邪か胃腸の調子が悪かった?」など軽視しがちですが、ここ数日前に食べたものを思い出し、もしかして・・と思った場合は病院へ行きましょう。

 

そのまま治ればいいですが、悪化する時もありますので自分の症状などを注意しておいてくださいね。


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