浴衣の着付けをする時に、左前か右前か悩みますよね。
また一人で着付けをする場合でも、簡単できれいに仕上げたいものです。
また着付けはできても帯が巻けないと、困りますよね。そんな時に作り帯だと簡単に仕上げることができますので、一緒に帯の巻き方や作り帯もみていきましょう^^
もくじ: 好きな所から読めるよ
浴衣の着付けは左前?
浴衣の着付けは左前ではありません。右前になります^^
でも仕上がりは左のえり側が上になるので、左が上に来ているから左前なのでは?思ってしまいますよね。
でもここでいう浴衣の前というのは、手前の前のことなので、左前だと左が身体の手前(左が下になる)になってしまうので、右前が正解なんですね。
ちょっとややこしいですよね^^
そのため覚え方は右と前の間に「が手」を挟んで覚えると覚えやすいです。
右が手前という感じです。
また左前に着付けると亡くなった人のえり合わせといわれていますよね。
確かに亡くなった人と区別するために、えり合わせを逆にしてはいるのですが、本来の意味は左前のえり合わせは位の高い人の着方でした。
そして亡くなった後は全ての人は平等で神になるとされ、位が高い人と同じ左前のえり合わせにして、あの世に旅立てるようにしたことが始まりです。
そのため万が一左前に来てしまった時は、ちょっと恥ずかしいですが、こんな話があって敢えて来てみたとごまかしましょう^^
でも左前に着てしまうとかなり歩きにくいですよ。位の高い人が左前にしていたのは、余り動かなくても良かったからです。
では肝心なえり合わせが右前だとわかった所で、一人でもできる着付け方に進みましょう。
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ひとりでもできる簡単な浴衣の着付け方
浴衣の着付けを美容院などでして貰うと、だいたい2,000円から3,000円かかります。
また洋服を来て美容院までいかなければならないため、荷物が増えたりと大変です。
そのため一人でも浴衣は着ることができますので、チャレンジしてみましょう^^
ちゃんと着こなしたい場合は、美容院で着付けて貰うのもOK ですよ。
ただ着付けが苦手な方もおられるので、着付けができるか聞いてから予約しましょうね。
着付けは動画をみた方が解りやすいため、簡単に一人で着付けができる動画をまずはみてみましょう^^
タオルで寸胴体型に補正したほうがキレイに仕上がるといわれていますが、補正しなければいけないワケではありません。
仕上がりがキレイになるかならないか、の違いですし、つけると暑いためどちらがいいか一度着てみて姿をチェックするのもいいですよ。
♥関連記事⇒浴衣のタオル補正の使い方
この動画は腰紐だけで着付けができるものなので、コーリンベルトや伊達巻などがあれば、もっと着崩れなどしにくくなるかと思います。
ではこの動画の中にも帯の締め方はでてきましたが、違う帯の締め方もみておきましょう^^
ひとりでもできる簡単な浴衣帯の締め方
浴衣の帯の締め方は文庫結びやちょう結び、リボン返しやマリーゴールドなどが簡単かなと思います。
基本はリボン結びで、そこから色々なアレンジができますので、まずはこの4点にチャレンジしてみてください。
浴衣帯の締め方|文庫結び
シンプルな結び方ですが、帯締めの基本です。これができれば基本ができますよ^^
まずは浴衣帯の締め方のコツをつかんでみてください。
浴衣帯の締め方|ちょう結び
ふんわりしたリボン風のちょう結びはかわいらしいですね。浴衣では多いタイプの結び方ですが、ちょっと若い人向けかも^^
♥動画はこちら⇒ ちょう結びの動画
浴衣帯の締め方|リボン返し
リボン返しも応用ですが、ちょう結びや文庫結びができれば、簡単につくれますよ。
リボン返しは大人の女性でもいい感じにきまりますし、シンプルで大人っぽい浴衣に合いそうです。
♥動画はこちら⇒ リボン返しのやり方動画
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浴衣帯の締め方|マリーゴールド
マリーゴールドはちょっと難しそうですが、これも基本がわかれば簡単です。
基本ができれば応用はそんなに難しいものではありません。止める部分のアクセサリーをかわいいものにすれば若い人にも使えますし、大人っぽいものや色にすれば、大人かわいいアレンジです。
♥動画はこちら⇒ マリーゴールドのやり方動画
リボンアレンジも基本ができていればこんな感じのリボンも作れます。
こんなリボンなら大人の女性でも使えそうですよね。
♥動画はこちら⇒ダブルリボン結び
このふんわりリボンは年齢を問わず使えるのではないでしょうか。大きめなのでボリュームが欲しい場合には◎です。
♥動画はこちら⇒ふんわりリボン
そして最近流行りの大人の兵児帯もかわいいです。
兵児(へこ)帯はふわふわなので、浴衣帯にくらべると締めやすいですよ^^
生地もふわもこやクシュクシュで女性らしい雰囲気がでます。
ただ、元々は子供用の帯なので結び方が子供っぽくならないようにしましょう。
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兵児帯の締め方|お花
これは兵児帯よりもちょっと固めの帯で作っているため、ふわっと感がありませんが、シフォン地の兵児帯でつくるとふんわりしたお花になりきれいですよ。
こちらはシフォン地の兵児帯です。ふんわりしていますよね^^
中央に髪飾りなどのゴムを結ぶとかわいくなりますよ。
♥動画はこちら⇒兵児帯でつくるお花
♥下の動画はこちら⇒兵児帯でつくるお花
兵児帯の締め方|金魚草
金魚草は難しそうに見えますが、慣れると簡単です。かわいい中にも大人っぽい雰囲気がありますので、広い年代で使えそうです。
♥動画はこちら⇒ 兵児帯でつくる金魚草
兵児帯の締め方|辻が花
辻が花は兵児帯のふんわり感を出しつつも、小さめで収まっているのでシンプルだけどふわんとしたかわいさがあります。
ボリュームが欲しい場合は2本使いにして、この上側にリボンをつくるとかわいいです。
♥動画はこちら⇒ 兵児帯でつくる辻が花
兵児帯の締め方|大人リボン
兵児帯の大人リボンですが、浴衣帯でつくるリボンよりも大人っぽくみえますよね。
また兵児帯の素材でふんわり大きくみえるので、上品なリボンになります。
♥動画はこちら⇒ 兵児帯でつくる大人リボン
他のアレンジ方法は兵児帯と浴衣帯の両方で結んだり、兵児帯を2本で結んで2色使いのアレンジしたりなどが楽しめます。
兵児帯はとくにやり方などは自由なので、手軽なリボン結び間隔で楽しんでみてください。
そしてこのどれも難しい場合は作り帯の出番です。
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作り帯の締め方
作り帯とは最初からリボンなどの形に作られた帯を、巻いた帯に差し込んで止めるだけの手軽で簡単な帯です。
浴衣3点セットに付いている帯は、殆どが作り帯なのではないでしょうか。
帯を巻いて紐をくくって差すだけなので、帯を締めるのに時間がかかる、不器用だからちょっと・・と思う場合は作り帯でも充分かわいいです!
そんな作り帯の締め方です。
まずは紐がついているタイプの作り帯。
次にマジックテープタイプの作り帯。
作り帯の多くががリボンタイプなのですが、色々検索してみるとリボン以外のものもあります。
また作り帯はセット品のことが多く、単体で買う場合は高い場合もあるので予算に合わせて好きな形の作り帯をチェックしてみてくださいね。
まとめ
浴衣の着付けは右前です。
右が手前になるようにえりを合わせてくださいね^^
浴衣の着付けは最初は難しいかも知れませんが、何回か練習すればきっとひとりでも着付けができますので、チャレンジしてください。
一人で着れるようになると、着崩れしたときも直すことができますし、ずっと自分の財産になります!
また帯も同じで最初はできないのは当たり前です。
でも何度かやってみると、なんとなくコツがつかめてきます。
帯の締め方も基本はほぼ同じです。コツがつかめればアレンジもできるようになりますので、お祭りの前に何度か作ってみてください。
そしてどうしてもできない、ダメだと思ったら作り帯もありますし、美容院で着付けもしてもらえます。友達に手伝って貰う手もありです。
なのでせっかくの夏祭りや花火大会を、浴衣で思い切り楽しみましょう!
年代によって着れる浴衣の柄や色、帯の締め方もかわります。元々は楽に着る着物なので、思い切り楽しんでくださいね^^