喪中ハガキは12月の初めには届くようにしておかなければなりませんが、あっという間にそんな時期になってしまいますよね。
慌てないように喪中ハガキの文例を早めに決めておき、続柄で内容が変わるなら確認しておくだけでも、ササッと作れますよ。父母や祖父母の場合など、どんな文面になるかだけでも知っておくとスムーズです。
年末が近づいて焦らないように下記だけでも抑えておきましょう
- 喪中ハガキの文例
- 続柄で文面の内容は違う?
もくじ: 好きな所から読めるよ
喪中ハガキの文例は?
喪中ハガキの文例ですが、こうでなければならないという決まりはありません。
しかし文面の流れは下記のようになっています。
- 書き始め
- 亡くなった人のこと
- 文中
- 年月の記載
の順に文面は構成されています。内容は決まっていませんが、1~4の順の文例をを載せておきます。
1書き始めの文例
書き始めの文例は、年末年始の挨拶を今年は欠礼する文などを書いていきます。また「年賀」という言葉は新年を祝うという意味なので使わずに「新年」「年末年始」「年頭」という言葉を使います。
- 喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます。
- 喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます
- 喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます
など少し大きめの文字で書き始めます。
2誰が亡くなったのかを記載
次に誰が亡くなったのか?を記載します。
- (父母・祖父母など)〇〇が去る◯月に◯歳で永眠致しました。
- 本年◯月に(父母・祖父母など)〇〇が◯歳で永眠致しました。
この部分はどちらかで書く方がほとんどです。年齢は数え年が基本ですが、満年齢で書いても問題はないそうです。
- 数え年・・「年齢+1歳」お正月なった時点で1歳年をとる数え方
- 満年齢・・実際の年齢(誕生日が来たら年をとる数え方)
2人亡くなった場合は?
同じ年に2人亡くなった場合は、連名にしても大丈夫です。
本年○月に母〇〇が◯歳にて永眠いたしました
など、一緒に記載しても問題はありません。
3本文
本文はお世話になったお礼や今後も変わらぬお付き合いのこと、良い年を迎えて欲しい旨などを記載します。通常は句読点を打たず段落を変えるなどして改行します。改行しても一文字下げずに文字の頭は揃えて書いていきます。
これからも変わらぬお付き合いの程何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様に良いお年が訪れますようお祈り申し上げます。
明年も何卒よろしくお願い申し上げます。
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます。
明年も変わらぬご交誼を賜りますようお願いいたします。
寒さに向かう折からご自愛のほどお祈り申し上げます。
など文面は自由に決めることができます。
4書き終わり
書き終わりは年月を入れて終わります。日は入れなくても大丈夫です
差出人の住所や氏名は文面の左端にいれたり表書きの方にいれてもどちらでも構いません。記載忘れがないように文面に入れる方が多いかなとは思います。
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喪中ハガキの文面は続柄で違う?
喪中ハガキを書く際に、父母の場合と祖父母の場合は文面を変えたほうがいいのでしょうか?答えは同じでも大丈夫です。亡くなった方の名前の箇所は下記のようにしてくださいね。
- 父〇〇
- 母〇〇
- 祖母〇〇
- 祖父〇〇
連名でもOKですが、結婚している場合で旦那様(奥様)側の父母・祖父母が亡くなった場合はどうなるの?という場合がありますよね。義父母、義祖父母と記載したほうがいいのでしょうか?
こちらの答えは父母・祖父母としても義父義母、義祖父義祖母としてもどちらでもOKです。でも例えば自分の母が亡くなったと勘違いされるから嫌だなと思う場合は、義母としてもいいのですが、その場合旦那様の方の母〇〇とは別に義母〇〇で作らなければなりません。
また喪中ハガキをださなければならない続柄はどこまでなのでしょうか?
喪中ハガキを出す続柄はどこまで?
喪中ハガキですが、どの続柄の方が亡くなった場合にだすものなのでしょうか。基本は2親等までの続柄の方が亡くなった場合に喪中ハガキを出すことになります。
親等 | 関係 |
0親等 | 夫・妻 |
1親等 | 子供・父母・義父母 |
2親等 | 孫 自分の兄弟姉妹・兄弟姉妹の配偶者・祖父母 夫/妻側の兄弟姉妹・兄弟姉妹の配偶者・祖父母 |
義理の兄弟姉妹の場合も、義をつけてもつけなくても大丈夫です。でもやっぱり嫌だなと思う場合は夫婦別に作成しましょう。
まとめ
喪中ハガキは年賀はがきと違いデザインなども限られていますし、考えるのは文面だけです。そのため早めに用意しておけば焦るものではありません。
自分で印刷も出来ますし(その場合は薄墨仕様があればそれで作成)印刷をお願いしてもいいですが、印刷をお願いする場合は混雑する時期があり希望の納期に間に合わない場合もありますので、余裕を持って依頼してくださいね。